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Obsidian

Obsidian × Claude Code Skills で日報作成を自動化した話

Eiichiro Iriguchi  ·  2026.03.20  ·  5分

はじめに

日報って地味に面倒くさい。

一日の終わりに「今日何やったっけ」と頭を絞りながら書く日報は、内容が薄くなりがちだし、そもそも疲れた頭でやる作業じゃない。かといって、ちゃんと書かないと翌日の引き継ぎや振り返りに使えなくて困る。

そんな悩みを解決するために、Obsidian で作業メモを整理しながら仕事 → Claude Code の Skills で日報生成 という仕組みを作ってみた。結果として、日報作成が爆速になったのでその話を書く。


背景:日報が辛い理由

以前の自分の日報フローはこんな感じだった。

  1. 一日中タスクをこなす
  2. 退勤前に「今日何やったっけ」とTeamsを掘り返す
  3. 記憶を頼りにざっくり書く
  4. 明日のタスクを書こうとして、また思い出す作業をする

これが地味にストレスで、日報の質もバラバラだった。記録として残すなら、もっとちゃんと書きたいのに、夕方の疲れた状態ではなかなかそうもいかない。


解決策:作業中にObsidianに書き続ける

発想の転換として、「日報は一日の終わりに書くもの」をやめた。

代わりに、作業中に Obsidian のデイリーノートへ随時メモするようにした。

## タスクリスト
- [x] アラートルールの設定 ✅
- [ ] 印刷速度の調査
  - シングルセッションのVMを作成して比較
  - → マルチ:n秒 / シングル:m秒の差を確認

## 気づき
- Azureのアラートのアクショングループは一本化した方がいい
- VM構築と同時に手順書も整備しておくと後の引き継ぎコストが下がる

タスクの完了チェックも、気づきも、仮説も、全部その場で書いておく。これだけで「今日何やったっけ」問題がほぼ消えた。


Claude Code Skills で日報生成を自動化

メモが溜まってきたところで、Claude Code の Skills を使って日報生成を自動化した。

Claude Code には /slash-command 形式でカスタムスキルを定義できる機能がある。自然言語ベースのプロンプトを Markdown ファイルとして書いておくと、Claude がそれを読み込んで実行してくれる。

vault/
└── .claude/
    └── skills/
        └── daily-reports/   # 日報生成スキル

スキルの中身はこんな内容:

---
name: daily-reports
description: Generates daily reports based on work notes. Use when creating a daily report from your work notes.
---

### 手順

1. 今日の日付を取得する(`date +%Y-%m-%d`
2. 業務メモを `works/YYYY-MM-DD.md` から読み込む
   - ファイルが存在しない場合はユーザーに通知して終了する
3. メモを読んだ上で以下を行う:
   - `✅` のないタスクを「明日のタスク候補」としてリストアップしてユーザーに提示する
   - 「追加・修正はありますか?」「課題・懸念事項はありますか?」をあわせて質問する
   - 詳細が空欄のタスクは「着手前」として扱う
4. 回答を受け取ったら日報を生成し `daily-reports/YYYY-MM-DD.md` に保存する
   - `daily-reports/` ディレクトリがなければ作成する

### ルール

- メモの意味・意図は変えず、自然な日本語に整える
- 業務は番号付きリストで整理する
- 完了タスク(`✅`)は本日の業務内容に含める
- 未完了タスクでも本日着手した場合は業務内容に含め、進捗を明記する
- 「明日のタスク」「課題・懸念事項」は項目がある場合のみ出力する

### 出力テンプレート

\```
# 📋 日報|{YYYY}年{MM}月{DD}日

---

## 本日の業務内容

1. {業務タイトル}
   - {詳細}

---

## 明日のタスク ※ある場合のみ

- {タスク}

---

## 課題・懸念事項 ※ある場合のみ

- {内容}
\```

使い方

# Obsidian vault のルートで claude を起動して
/daily-reports

これだけ。Claude がメモを読んで、日報を自動生成してくれる。


実際の運用フロー

現在の一日の流れはこんな感じ:

  1. — 前日の日報と今日のタスクを確認
  2. 作業中 — Obsidian のデイリーノートにタスク・気づきをメモ
  3. 終業前/daily-reports を実行 → Claude が日報を生成
  4. 明日のタスク候補を確認・調整して完了

日報を書く時間が体感で 1/3 以下になった。しかも内容の質が上がった。メモを元に生成するので「あれ、今日何やったっけ」がない。


Claude Code Skills が向いていること

今回の日報自動化を通じて、Claude Code Skills が得意なことが見えてきた。

ロジカルに解決しにくい問題や、生成 AI しかできないタスクを任せるのに最適だ。

日報作成はその典型で、「メモを読んで自然な文章に整える」という作業はルールベースのスクリプトでは難しい。でも Claude にとっては得意分野。こういう「人間がやると面倒だけど、AIなら一瞬」な仕事を Skills として定義しておくと、業務効率が大きく変わる。


まとめ

  • Obsidian に作業中メモを書き続けることで、日報の材料が自然に溜まる
  • Claude Code Skills でメモ → 日報変換を自動化することで、夕方の疲れた頭でゼロから書く必要がなくなる
  • Skills は「生成 AI しかできないタスク」に特化させると効果が高い

日報作成に限らず、「同じような文章作業を繰り返している」という人には試してみる価値があると思う。


参考